全面に施された光を受けて輝くブライトカットとオールドローズやフルーツ等のレリーフが、豪華で華やかなコーヒー&ティーポットセットです。
緻密なブライトカットは職人による手彫り。
こちらのセットは造形が美しいだけではなく、シルバープレートが厚く施されている上にとてもしっかりとした作りなので、特別な席では勿論、普段の生活でもどんどんお使いいただけると思います。
未使用もしくは未使用に近い状態です。
シュガーボウルが大きめなのは砂糖が高価で”お砂糖たっぷり”が特別なおもてなしだった頃の名残で、この特徴がよりアンティークらしさを際立たせています。
ところで・・
こちらのポットセットは16世紀に建てられた美しい教会のあるレクサムという古い町にあった倶楽部(花とガーデニングを楽しむ倶楽部)の幹事長が今から約150年前の1870年代にその職を離れる際、倶楽部のプレジデントからその働きを称えて送られた少し珍しい品となります。
スパウトの下にはプレジデントからの感謝の言葉が美しい字体で彫られています。
イギリス人は今も昔も倶楽部が大好きで、当時の人々もゴルフやテニス、お料理など思い思いの倶楽部に属して社会生活を楽しんでいました。
それにしても ”花とガーデニング” の倶楽部だなんて、なんてイギリス人らしいのでしょう!
またこちらは高品質で知られるWalker & Hall社の製品なのですが、数あるシルバー/シルバープレート会社の製品の中からこういった一流の品を贈られたこの幹事長はきっとこのポットに負けない素晴らしい方だったに違いありません。
メッセージが刻まれているのはスパウトの真下で見えにくい為、ゲストが気付いてくれるまで待ち切れないアナタが、つい自分から「実は・・」とポットの歴史自慢を始めてしまいそうな気がするのは私だけでしょうか?
ご自身の代だけではなく、お子さん、そしてお孫さんの代と受け継いいただけたらでゆける逸品です。
ヴィクトリア時代のシュガーボウルが大きい理由
お砂糖が高価で富の象徴であった前時代の名残。
(ジョージ王朝時代、お茶にお砂糖をたっぷり入れていただくことは特権階級にのみ許される贅沢な行為でした)
その後もエドワード時代(1901-1910年)くらいまではシュガーボウルは大きめでしたが、1920年頃にはだいぶ小さくなりました。
製造 Walker & Hall
年代 1870年代
材質 シルバープレート
サイズ
ティーポット
23.3x14.9㎝ 高さ/16.4㎝ 口いっぱいの容量/1250ml(常識的な量950/ml)
コーヒーポット
21.5x14㎝ 高さ/23.2㎝ 口いっぱいの容量/1520ml(常識的な量/1200ml)
ミルクジャグ
11x8.8㎝ 高さ/13.9㎝
シュガーボウル
18x12.8㎝ 高さ/12.3㎝
状態 AA+
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