1910年頃に製作されたカットガラス製のビスケットバレルです。気品あるカットガラスのボディに、シルバープレートの蓋とスイングハンドルを組み合わせたデザインで、繊細さと実用性を兼ね備えた優雅な一品です。ハンドルは立てると自立し、実用性だけでなく美しい佇まいを保ちます。
当時のイギリスにおいて、ビスケットバレルは単なる保存容器ではありませんでした。ビスケットを缶や箱から直接出すのではなく、このような器に移してテーブルに供することで、ティータイムをより優雅に演出するサービング容器として用いられたのです。透明感のあるガラスと、手仕事によるカット模様が光を受けて煌めく様子は、ティーテーブルを華やかに彩り、家主のセンスやもてなしの心を示す役割も果たしました。
シルバープレートの蓋にはクラシカルな意匠が施され、落ち着いた輝きがガラスの煌めきと響き合います。全体のバランスは非常に端正で、アンティークならではの格調を漂わせています。
現代においても、本来の用途であるお菓子入れとしてはもちろん、フラワーベースとして季節の花を活けたり、ドライフラワーやポプリを入れてインテリアのアクセントにしたりと、多彩な楽しみ方ができます。その上、100年以上の時を経てなお良好なコンディションを保っているのも大きな魅力です。
単なる実用品を超え、当時の暮らしと美意識を今に伝えるビスケットバレル。ティータイムを彩る器としてはもちろん、日常の中で気軽に取り入れていただける、アンティークならではの存在感あふれる一品です。
年代 1910年頃
材質 シルバープレートxガラス
サイズ 直径/13�僉々發�/17�僉淵魯鵐疋詢�てた時:22.5�僉�
状態 AA