イギリスの名門メーカー William Hutton & Sonsによる、豪華なシルバープレート製サービングディッシュです。製作は1900年頃。三つ葉(トレフォイル)を思わせるシェル型のデザインは、アール・ヌーヴォーを思わせる流麗な曲線美に満ちています。
リムから中央に向かって流れるように施された立体的な装飾は、光を受けて眩いほどに輝き、まるで真珠貝を思わせる自然の造形のよう。中央に設けられた装飾的なハンドルは、持ち運びの実用性を高めると同時に、デザイン全体に華やかなアクセントを加えています。
当時は、アフタヌーンティーの場でビスケットやキャンディを載せたり、晩餐の席でフルーツやナッツを盛り付けるために使われ、社交の場を一層優雅に演出しました。その美しいフォルムは単なる実用品にとどまらず、テーブルを彩る装飾品としても人々の目を楽しませたことでしょう。
現代においても、そのまま飾ってオブジェのように楽しんだり、チョコレートやフィンガーフードを載せるほか、アクセサリーや小物をディスプレイするトレーとしても活躍します。ダイニングルームだけでなく、リビングや玄関に置くだけで空間に高貴な存在感を添えてくれる、まさに万能のアンティークです。
名工 Hutton による確かな仕事と、自然をモチーフとした造形美が融合した本作は、100年以上を経た今も色褪せない魅力を放ち続けています。シルバープレートの深い輝きと真珠貝のようなフォルムは、アンティークの芸術性と実用性を兼ね備えた逸品です。
製造 William Hutton & Sons(1800–1930年)
※William Hutton & Sons は1902年に Creswick & Co を買収し、“Crossed Arrows(交差した矢印)” の刻印を使用。
年代 1900年代
材質 シルバープレート
サイズ 29.5�傳�26�僉々發�/11.5��
状態 AA