Harrison Fisher & Co.(1897–1925、シェフィールド)のコーヒーポットです。美しい曲線を描くふっくらとしたボディと、力強い直線的なハンドルが調和し、エドワーディアン期らしい気品を漂わせる一品です。
当時はティーポット・シュガーボウル・ミルクジャグに、このようなコーヒーポットを加えた「コーヒー&ティーサービス」として誂えられることもありました。ただ、紅茶は日常的にポットで淹れて供されたのに対し、コーヒーはドリップや専用ポットで直接淹れることが多く、わざわざ移してサーブする習慣はあまり定着しませんでした。そのため、コーヒーポットは実際に使われる機会が少なく、後に手放され、ティーセットから離れて単品で残ることも少なくありません。
このポットにはちょっとした“愛嬌”があります。蓋を開けたままにするとハンドルに当たって自立しないため、注ぐときには軽く蓋を支えてあげる必要があるのです。今の基準からすると「えっ?」と思う設計ですが、それもアンティークらしいユーモラスな魅力。100年前の人々の感覚にふっと触れられる瞬間でもあります。
なお、内側はきわめて良好なコンディションを保っており、100年以上前の品とは思えないほど清浄な状態です。実用として安心してお使いいただけるのも大きな魅力です。
現代では、コーヒーや紅茶を注ぐ実用の器としてはもちろん、花を生けたりインテリアのアクセントとして飾っても美しく映えます。100年以上の時を経たシルバープレートならではの輝きと存在感をお楽しみください。
製造 Harrison Fisher & Co, Sheffield
年代 1905年頃
材質 シルバープレート
サイズ 20.5�傳�11.5�僉々發�/22.5��
容量:1000ml(口までいっぱいで1400ml)
状態 AA